先日、パソコンをいじっているときに警告音?というか警告メッセージが突然流れ始めました。
裏ではYouTubeをかけていたので、それと被るようにウイルス感染している旨を知らせる警告音が鳴り始めたんです。
『どうしよう…どうしたらいいんだろう…』と私はプチパニックに。
実際の音声がこちら
こんなのが突然流れ始めたら、焦りますよね。
私も「どーしよう!どーしよう!」と見た目は冷静に、頭の中はパニックになりました(笑)
でも、そんな時こそ落ち着いて行動してください。そうすればきっと大丈夫ですから。
- 警告音が鳴り始めたときに見ていたサイトとは?
- ウイルス感染の警告メッセージが本物かどうか見分ける方法
- 警告音が鳴り始めたときの対処法
- ウイルス感染や詐欺サイトに引っかからないための対処法
ウイルス感染の音声が流れたときに見ていたサイト
何を隠そう、、本当に何気ない普通のサイトを見ていました。
アダルトサイトでもなんでもなく、怪しさ0の清純なサイトです。
私のパソコンはマイクロソフト社のOS:Windowsを使っています。
ホームに設定されているページがBingなので、その日もいつものようにBingのトップページから気になるニュースを開いて読んでいました。
開いていたのはどんなページ?
マイクロソフトのウイルス感染を知らせる音声警告が流れ始めたとき、私が見ていたページは芸能ニュースの1ページ。
少し詳しくお話すれば、その日はフリーアナウンサーの川田裕美さんが結婚を発表された日の10月29日でした。
いつもと変わらずネットニュースに目を通し、ページの下までスクロールし終わったころ、
その音声警告メッセージは突然流れ始めました。
どんな普通のサイトであっても、ウイルスを含んだソフトやファイルが紛れ込んでいる可能性はあります。
サイトのURLがhttp://で始まっているものには、十分気を付けてください。
https://と、Sが付いているサイトであれば、httpに比べれば安心して見られるサイトです。
私がこのウイルス感染の警告音を発したサイトを開いたパソコンは、その時まだセキュリティ対策をしていませんでした。
こんなことがあったので、今はしっかりセキュリティ対策してます!笑
きちんとセキュリティ対策をしていれば、こんなサイトを開いてしまう前に対処できていたのに、、、
そう考えると無知ってコワいです。
私が今やっているセキュリティ対策はウイルスバスタークラウド。使い心地については下の記事でくわしく書いています。
マイクロソフトのウイルス感染の音声警告は本物か
結論から言って、偽物でした。
もしかすると本物もあるかもしれませんが、私は偽物しか出会ったことがないので分かりません。
このマイクロソフトのウイルス感染を知らせる警告が、本物か偽物かどうかを見分ける方法をこれからお伝えします。
【本物or偽物】見分ける方法
大きく分けて、2つあります。それは、
- 音声警告の内容
- 問い合わせの電話番号
マイクロソフトサポートエンジニア?誰それ
PC業界のトップ界隈に君臨するマイクロソフトが、ですよ。
感染したウイルスの削除方法を電話で教えるなんて、そんな手間が掛かることをすると思いますか?
しかも忙しいシステムエンジニア(SE)が、直々に電話でなんて絶対にあり得ません。
カスタマーサポートセンターの人が削除方法を電話で案内するなら100歩譲って分かりますが、
マイクロソフトサポートエンジニア?(誰それw) が電話越しにウイルスの削除方法を直接教えてくれるなんて…意味不明です(笑)
フリーダイヤルが0120から始まらない
この警告音声とそれを示す画面に表示された番号を、よく見てみてください。
フリーダイヤルと書きながら、番号の始まりは050です。
携帯というかPHSというか、とにかくフリーのダイヤルではありませんし、通話料も発生します。
何かに困った人を本気でヘルプするようなサポートであれば、問い合わせ番号は必ず0120から始まります。
お忘れなく。
どうしても電話をして確認したい場合は…
⇒発信者番号を通知しないように、ダイヤルの頭に184(イヤよ)を付けて発信するようにしましょう。
パスワードなどの個人情報をハッカーに送信
マイクロソフトにウイルスが感染したことを知らせる音声警告のはずなのに
『Facebookのパスワード、その他の個人情報をリモートIPアドレスを通してハッカーに送信します』って
どういうこと?笑
そもそもがおかしいんですよね。
『ハッカーに送信します』って普通どう考えてもあり得ませんから。
この言葉で、この偽の音声警告を聞いた人を焦らせ、ダマそうとしています。
ウイルス感染を知らせる警告が出てきたら、まずは落ち着いて、メッセージ内容と問い合わせ先の電話番号を確認しましょう。
ほとんどが偽物なので、冷静に対処すれば大丈夫です。
ウイルス感染(偽)を警告する音声への対処法
何気なくインターネットを開いていて、突然ウイルスに感染した警告音が流れ始めたら、誰だって焦ります。
でも、落ち着いてください。パニックにならないでください。
偽のフリーダイヤルに電話なんて、絶対にしないでください。
このような、マイクロソフトにウイルスが感染したことを知らせる音声警告が流れ始めたときに
どんな対処方法をとればいいのか。
開いているタブをすべて閉じる
冷静に落ち着いて、普段通りに開いているタブをすべて閉じてください。
画面の右上にあるバツ印を押して、一気に閉じてもいいですし、
1つひとつのタブを閉じていっても構いません。
とにかく落ち着いて スタート画面(なにも開かれていない画面)に戻しましょう。
もしかすると、音声警告が流れているページを閉じようとしても、閉じれないかもしれません。※私の場合は閉じることができませんでした。
その時は、そのページだけを残して、スタートボタン(画面左下)から電源マークを押して、PCをシャットダウンさせてください。
【○○が閉じられていません】と出た場合でも、『強制終了』して大丈夫です。
再起動しても同じ警告が出た場合
上述したように、最後までウイルス感染を知らせるページを閉じることができず、私はそのままPCをシャットダウンしました。
その後、少し気持ちを落ち着けてから再起動をかけたら、マイクロソフトのウイルス感染を知らせる同じページが出てきました。
再起動かけたのに同じページが残ってるとか…私のPC終わった……
と思いましたが、そのまま普通にそのウイルス感染を知らせるページの右上にあるバツ印を押してみると
意外にも、何のトラブルもなくそのページは消えました。
インターネットを開いたら、また同じウイルス感染のページが出るんじゃないですか?
私も同じ不安を感じていましたが、その後はどのWebページを開いてもマイクロソフトへのウイルス感染を知らせる音声警告は一切流れてきませんでした。
再起動後にウイルス感染を知らせる警告ページが出ても、無視してページを閉じればOK
マイクロソフトウイルス感染警告の狙い
これはかなり大がかりな詐欺です。
音声警告が流れてきた人にあわてて電話を掛けさせて、ウイルス削除の方法を教える代わりにお金を払えといって、情報弱者からお金を搾取しまくる。
これで一旦お金を支払ってしまうと、自分の個人情報が【情報弱者リスト】【お金を搾取できるリスト】に載る可能性が高まります。
繰り返しターゲットにされ、何かにつけてサポート料やPCの保護ソフト代金などといって、お金をだまし取ろうとしてくるでしょう。
- 小中学生
- 中高年の方
- 電子機器(PC・スマホなど)に弱い人
- おじいちゃん・おばあちゃん など
インターネットに触れる機会の少ない方が被害に遭ってしまうことが多いです。
上に書いたような人たちが自分の身近にいる方は、ぜひこの記事で読んだことを伝えてあげてください。
被害に遭う人を増やさないために私たちができることは、
【偽物】のウイルス感染を知らせる音声警告というものがあるという事実
家族や友人・知人に教えてあげることです。
【マイクロソフト】ウイルス感染の音声警告は偽物!個人情報漏洩や詐欺に注意してセキュリティ対策は万全に:まとめ
明日突然、あなたのパソコンからウイルス感染を知らせる音声警告が流れてくるかもしれません。
でも、それはアダルトサイトや違法なサイトなどに限らず、ごくごく普通の芸能ニュースや、生活の便利情報、ネット通販サイトを見ているときかもしれません。
マイクロソフトのウイルス感染を知らせる今回のような警告が鳴り始めても、焦らずに、落ち着いて、冷静に対処すれば絶対に大丈夫です。
まずは、普段使っているパソコンやタブレット、スマートフォンなどのセキュリティ対策をきちんとすることが大切です。
これを機に私が導入したウイルス対策ソフトウイルスバスタークラウドについては、「 ウイルスバスターを実際に使ってみた感想をレビュー 」の記事で詳しくお話しています。
インターネットにはたくさんの情報があふれていますが、一つひとつそれらを自分の目で見極めていかなければいけません。
その見極める目を養いつつ、スマートフォンやPCの中にある大切な個人情報やデータを守るために、セキュリティ対策は今すぐしっかりとやっておきましょう。
セキュリティ対策をやらずに無料Wi-Fiなどに繋いでしまうと、クレジットカード情報が盗まれたりウイルス感染しやすくなるので、本当に気を付けてくださいね。