私がWordPressでブログを始めたのは2017年の年末、カナダでワーキングホリデーをしていたとき・・・
半年ほどの契約で働いていた会社との契約が切れて無職になりフリーの時間を楽しんでいた頃、ブログについていろいろとネットで検索をしていました。
「ブログをするならワードプレス」と言っている人たちをたくさん見かけ、そのままワードプレスでブログを開設することにしました。
これが後々、自分の首を絞めることになるなんて・・・(笑)
WordPress違いだった!
ブログ初心者だった私は、ワードプレスのいろはを何も知らずにブログを開設しました。
「無料ブログならWordPress」と言われて始めたはずでしたが、私はワードプレスにお金を払って運営をしていました。
カナダドルで120ドル、日本円で約1万円ほどです。
『無料ブログなのにおかしいな?』と思っていましたが、楽観的な私はそのことについてあまり深く考えていませんでした。
しかし【契約更新料の支払い】という案内がきて、ようやく?「WordPressなのに何かがおかしい…」と気づきました。
WordPressには「ワードプレス.com」と「ワードプレス.org」がある
結論から言いますと、「ワードプレスでブログを開設する」といっても方法は私の知る限りでは二通りの方法があります。
- ワードプレス.comでブログ開設
- ワードプレス.orgでブログ開設
話を戻しますが、WordPress.comもWordPress.orgは似て非なるもので完全に別物です。
私はこのことに気づくまでに1年以上かかりました。
かかりすぎです(笑)
WordPressにもいろいろあるようで、とにかく私が伝えたいのは「無料でWordPressブログを開設したい方は❝WordPress.org❞で検索しましょう」ということ。
理由は❝WordPress❞や❝ワードプレス❞だけを検索窓に打ち込むと、WordPress.com公式の広告が1番最初に出てくるからです。
WordPress.com
ワードプレス.comは「月額〇円」という形で、お金を払えばレンタルサーバーを借りる必要もなく、誰でも簡単にブログを開設することができます。
プランは無料もしくは有料のものが5つあり、自分に合ったやり方でブログを始めることが可能です。
- 無料プラン
- パーソナル
- プレミアム
- ビジネス
- e-コマース
私がWordPress.comで契約していたプランは「プレミアムプラン」で月々900円のものでした。
それぞれプランによって独自ドメインが使えたり、24時間サポートが受けられたり、データ容量が大きくなったりします。
WordPress.org
ワードプレス.orgは、先ほどのワードプレス.comとはちがい契約プランなどは一切ありません。
独自ドメイン取得料やレンタルサーバー契約料などを除いて、ブログを運営していくうえではお金をかけずにブログを始めることができます。
その反面、レンタルサーバーとワードプレスの紐づけ、取得したドメインとレンタルサーバーの紐づけ、ブログサイトのデザインカスタマイズなど
本当に一からすべてを自分の手でやらなくてはいけないので、本当に大変です。
本当に大変でした・・・泣きべそをかきたくなるくらいブログがしんどいときもありました(笑)
『ブログで副業したい』
『ブログで稼ぎたい』
『アフィリエイトで食べていきたい』
と考えている人は、まずはワードプレスでブログを開設しましょう。
アメブロなどでも稼いでいる人はいますが、利用できるアフィリエイトがかなり制限されているので、どちらが自分に向いていそうか検討してみましょう。
独自ドメインやレンタルサーバーを使ってブログを開設したいと考えている方は、ワードプレス.comではなく「ワードプレス.org」ですのでくれぐれも間違えないようにしてください。
WordPressブログの始め方は、ワードプレスで安く簡単にブログを始める手順【画像30枚あり】で詳しく解説しています。
ワードプレス.comとワードプレス.orgの決定的な違い
WordPress.com | WordPress.org | |
プラン契約 | 必要 | 必要なし |
ワードプレス利用料 | 有料(無料プラン除く) | 無料 |
レンタルサーバー契約 | 必要なし | 必要 |
ドメイン取得後 各所との紐づけ | 必要なし | 必要 |
テーマ編集 | 不可 | 可 |
前述したとおり、契約プランを組んで簡単にブログを始められるのが「ワードプレス.com」で
完全無料ですが、何から何まですべて自分でやってブログを立ち上げるのが「ワードプレス.org」です。
WordPress.comが巷の「ワードプレス」ではないことに気づいたWordPress.orgとの大きな違いとは?
「WordPress.com」が皆の話している「ワードプレス」ではないことに気が付くまでに1年以上がかかってしまったといいましたが
『このワードプレスは他の人と何かが違うな?』
と感じたのには大きな理由がありました。それが、
テーマの編集ができなかった
WordPressにはさまざまなテーマがあるのはご存じですか?
無料テーマとして有名なのがCocoon、有料テーマではAFFINGER(アフィンガー)やJIN、DiverやTHE THOR(ザ・トール)などがよく知られています。
当サイトで使用しているテーマはSWELLというテーマですが、Gutenberg完全対応なのでブロックエディターがとても使いやすくてお気に入りです。
こういったテーマを使って自分の「WordPressブログをカスタマイズしたい」と思い調べていたところ、【外観】の中にあるはずの【テーマ編集】がないということに気が付きました。
それこそがWordPress.comとWordPress.orgの大きな違いで、WordPress.comではテーマを操作/編集することができません。
最初からオリジナルを出す必要はないですが、やはりブログを長く続けていくにあたって「あーしたい、こーしたい」と欲がでてくるものです。
ブログ開設から1年後に❝ワードプレスという名の2つの存在❞に気づいたわけですが、公開記事を移動させるのはかなり大変な作業でした・・・絶対におすすめしません!
ブログ開設するならWordPress.comとWordPress.orgどっちがおススメ?
答えは人によってさまざまだと思います。
簡単に「ワードプレス.com」と「ワードプレス.org」それぞれのメリット、デメリットについて紹介します。
WordPress.comのメリット/デメリット
- 無料でブログが簡単に始められる
- サイトをカスタマイズする必要がない
- 契約プランによっては独自ドメインが使えない
- 使い続けるためにはコストがかかる(無料プラン以外)
- 使用するテーマの編集ができない
無料で簡単にブログを始めることができるWordPress.comですが、無料プランだと独自ドメインが使えなかったりします。
また、テーマの編集でいろいろとサイトにオリジナル感を出すことができるのですが、それもできないのがWordPress.com特徴でありデメリットです。
WordPress.orgのメリット/デメリット
- 自由にブログができる
- ランニングコスト(月々の運営費)がほぼ0
- 独自ドメインが使える
- ブログサイトのカスタマイズができる
- 自分の好きなテーマでブログが書ける
- お金をかけずに新しいブログやウェブサイトを立ち上げられる
- ドメインやサーバーの紐づけが慣れるまで大変
どちらを見ても「こっちがおすすめ!」ということはないですが、ケチな私としては…メリットも多いWordPress.orgのほうがいいですね(笑)
WordPress.orgでブログ開設が向いている方
- ブログ開設に伴う初期費用をおさえたい
- 長くブログを続けるかどうか分からない
- 自分だけのブログやサイトを作りたい
- ブログで稼ぎたい
- 中長期的にブログをやりたい
- 副業としてネットビジネスに挑戦したい etc.
ブログをカスタマイズする楽しさや中長期的にブログを続けていきたいと考えている方や、ブログで副業したいと考えている方にはWordPress.orgをおススメします。
確かにブログ開設までにやることがたくさんあるので心が折れかけたこともありますが、最近はいろんなブロガーさんがワードプレスブログの開設の手順についての記事を書いてくれているので
ドメイン取得やレンタルサーバー契約、WordPressのインストールやテーマ編集などで困るようなことは少ないかと思います。
私は「さくらのレンタルサーバー」のユーザーなので、下記のワードプレスブログの始め方についてはさくらをベースに手順を解説しています。
私はブログを長く続けられるか不安だったので「初期費用はできるだけおさえてたい!」と思いXサーバーではなくさくらで契約をしました。私みたいな方にはさくらのレンタルサーバがおすすめですよ。
長い目で見たコスパを考えるなら「WordPress.org」簡単に手早くブログを始めるなら「WordPress.com」
私がブログを始めた時は「ワードプレスブログ」が2種類あるということをまったく知りませんでした。
ブログを始める段階でWordPress.comとWordPress.orgは別物だと知っていれば、1年後に記事をあっちからこっちに移す作業も手間も・・・はい(笑)
今回はWordPressブログ初心者にありがちなミスについて解説しました。ブログ開設を考えている方の参考になれば幸いです。
この記事を読んでゾッとしている方がいないことを願っています(笑)