「ニートになりたくてなった?」
「ニートは働かなくていいから?」
「親がお金持ちで裕福だったから?」
本当にそんな理由だけでしょうか。
- ニートがニートになった理由が知りたい人
- 「ニートは働かなくていいよな~」と思っている人
- アトピー性皮膚炎に悩んでいる人
ニートとは
きちんとした定義がニートにはあって、
【ニート】
就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを示す用語。
日本では15-34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指し「若年無業者」と呼んでいる。
(出典:Wikipedia)
「働いていない人」「無職の人」のことを簡単に❝ニート❞ということが多いですが、正確なニートは上記の通りです。
1年前、私がニートになった理由
私は1年以上海外に行っていたので、帰国して半年も経っていなかった2018年年末からあと数か月は働かずに家にいるつもりでした。
ニートをすることは帰国前からの予定でしたが、その計画が狂い始めたのが2018-2019年の年末年始。
唇が荒れた
最初はいつもの「口が荒れてきた」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、いくらリップクリームを付けても付けても完全には良くならず、悪くなったり良くなったりを繰り返していました。
親も自分も看護師ということもあり様子を見ていたのですが、一向に良くなる気配がなくなってきて、
自力で治すのは難しいところまで来ているという判断に至りました。
唇が荒れてから3か月目で病院受診
荒れに荒れた口を、ようやく自力で治すことを諦めたのは、口唇が悪くなり始めて3か月たった頃。
『自力で、自然治癒で治すのは不可能』と思い皮膚科を受診しましたが、
もうすでにその頃には、唇の荒れが唇の周りの皮膚にまで広がっていました。
ステロイドとプロトピック(成人型アトピー性皮膚炎治療薬)
皮膚科と言えば「ステロイド」
と言っても過言ではないほど、皮膚科では当然のように使われ、処方される薬です。
ステロイドも上手に使えば即効性があっていいですが、悪い面だけが取り上げられがちですね。
プロトピックに関しては初めて知ったのがこの時なので、目にしたことは一度もありませんでした。
皮膚科の担当医師は「最初はステロイドで、良くなって落ち着いてきたらプロトピック使って」という説明をしました。
アトピー性皮膚炎の『良くなった』が分からない
医師がいった「良くなったらプロトピック」の ❝よくなったら❞
これは本当に個人でも差があり、看護師であるわたしも見誤ってしまったのが今回の自分の事例です。
ずっと悪い唇を見てきているので、良くなったタイミングがいまいちわからないんですね。
良くなってもステロイドでしばらく叩いて…なんてことをしていたら、また唇の湿疹がぶり返してくるので
なかなかプロトピックを使えるまでに至っていませんでした。
「良くなった時」というのがハッキリ分かれば、ステロイドからプロトピックに切り替えられたのですが、
そう上手く使いこなせないまま、口唇の荒れは引かないまま半年が過ぎ、ニートになって1年以上が経っていました。
ニートに拍車をかけた『唇の荒れ』
上述してきた唇が荒れていた期間は、ずっとニートでした。
5-6か月目に一度軽く落ち着いた(ように見えた)時があったので、短期で1ヶ月の派遣をしていました。
それでも完全復活には程遠く、派遣社員が終わったらまたニート生活に戻りました。
正確に言うと「ニートに戻らざるを得ないほど唇が荒れた」
皮膚科を変えたことが功を奏した
発症してから9か月以上が過ぎ、ニートになって1年以上が経った頃、
食事療法をしても薬物療法をしても規則正しい生活をしても良くならない私の唇を、どうにかして直そうと
違う皮膚科に行くことを決めました。
すると、担当医師の答えは予想外の「プロトピックを使ってみて」
プロトピックは『免疫抑制剤』という強い薬で、これまで自分も怖くて使いたくないと思っていたので、ほとんど使っていませんでした。
そもそも『私アトピーじゃないし』って思ってましたから…
なので、医師の言葉を疑いつつもその日からプロトピックを使ってみることにしました。
すると、みるみるうちに良くなっていき、今は薬を4日間塗らなくても唇の荒れは落ち着いたままで、
唇の周りの皮膚の赤みは完全になくなりました。
アラサーの自然治癒力を過信しすぎた看護師
自分の身をもって体験したので言えることですが、私はもっと自分の体には自然治癒力があると思っていました。
しかし、赤ちゃんや小学生たちの自然治癒力に比べたら、アラサーですから、あるのは相当レベルの低い自然治癒力だけ。
これまで皮膚炎にかかったことがなかったような人でも、何かのことをきっかけに成人型アトピーを発症したり
自分の免疫細胞を自分の細胞が壊す、といった自己免疫疾患を発症したりします。
自分の自然治癒力や「自分だけは大丈夫」という思い込みを捨て、何かおかしいと思ったら早めに病院に行きましょう。
また、看護師や医師など医療従事者の方は、職業柄仕方ないといえば仕方がないのですが、割とやりがちなことがあります。
様子見
自分のことは自分が一番よくわかると思い込みがち
⇩
病院受診が遅れる
自分の経験からも、これは1度や2度の話ではありません。(←機会があればまたお伝えしますね。笑)
20歳…せめて25歳を過ぎたら自分の自然治癒力を過信せずに、自分の体をいたわってあげてください。
ニートにならざるを得ないほど唇が荒れた
こんなことになるなて、本当に微塵も想像していませんでした。
「唇が荒れて外に出られない」
そんなことがあるのかと…
口周りにできた皮膚炎はとても見た目がひどく、本当にマスクなしでは他人の目を引くほどでした。
外出にはマスクが必需品でしたが、マスクが口に当たったり、吐息がマスクの中にこもったりすると、唇の荒れは悪化する…という状況をずっと繰り返していました。
口唇の荒れから口角が切れ、口は大きく開けず、家族や友人と外でお茶するどころか、家での食事さえも億劫になり、とても神経をすり減らしていました。
もちろん外に出て仕事をすることもできましたが、人間動けばお腹が空きますし、喉だって乾きます。
家の中でも相当な気を遣って食事をしたり、飲み物を飲んだりしていましたから、「同じことを外で働きながらやれ」と言われても絶対にできません。
これが、私がニートにならざるを得なくなった本当の理由です。
ニートになる理由は人それぞれ
一言で「ニート」と言っても色んな背景が、色んな事情がそこにはあるはずです。
単純に、裕福な家庭に生まれ働かなくてもお金が手に入るような環境であれば、仕事をして稼ぐという概念がそもそもないかもしれません。
ニートになりたくてなった人、人生の中休みのように今はとりあえずニートをしているけどまた働く予定の人、私のように病気やけがでニートにならざるを得なかった人、、
いろいろあると思います。
思いがけずニートになってしまった私は、収入を確保するために家でブログを始めることにしました。
初心者の方でも簡単に低コストでブログを始められるように、WordPressでのブログの始め方【画像付き初心者ガイド】を記事にまとめています。
私の天敵だった『口唇アトピー性皮膚炎』こそが、ブログやアフィリエイトを始めることになった最初のきっかけでもあり、「人生何が起きるか分からないな」と心底感じています。
私がニートになった理由・ニートにならざるを得なかった理由を知っても、同じようにニートになりたいと思いますか?
お金では買うことができない健康な体と引き換えにして…
まとめ:人生は予想だにしないことが起きる『口唇アトピー性皮膚炎』でニートになりました。
私がどうしてニートになったのかこれまで話してきませんでしたが
現在ニートの私がニートになった理由を知ってもらえれば、社会からの「ニート」に対する目も少しは変わるかな…なんて。
そんな大きなことを言うつもりはありませんが、少なくとも様々な事情があってニートになっている人もいるということを今回お伝えしたかった次第です。
あとは、
❝ただの唇の荒れ❞がただの唇の荒れじゃなかった
自然治癒力を過信しすぎたアラサーの行く末はこうなるかもしれない
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今の健康に気をつけて
今は外での食事も楽しめるようになり、薬とも上手に付き合っているので、多少の不安は残りつつも、割と人生楽しめています。