あなたにとって『嫌なこと』ってなんですか?
誰にでも嫌なことや辛いことってありますよね。
学校、仕事、卒論、研究発表、試験、就職、転職、結婚生活…いろいろです。
でも、嫌なことをやらなくていい、辛いことを避けられればいいのですが、そういう訳にもいかないのが現実ですよね。
先日、映画『アイネクライネナハトムジーク』主演の三浦春馬さん、多部未華子さん矢本悠馬を講師として招き、エンタメ業界を志す東放学園映画専門学生が人生相談をするイベントが開催されました。
「不安なこと・嫌なことがあったときにどうしたらよいか」という学生の相談に対して
そのときの多部未華子さんの回答がとても人間らしく
私も同じようなことを考えながら嫌なことをやり過ごすことが多いのでご紹介します。
現場はみんな大変
「現場にいる人はみんな大変なんです。大変じゃない人はいないんですよね。」
数々の映画やドラマに出演し、たくさんの現場を経験してきた多部未華子さんが言うので間違いありませんね。
私も同意ですが、これは芸能界や映画業界だけに限らず医療の現場や土木の現場、農業でも水産業でも
どこの現場、どの仕事においても同じことが言えます。
だけど、大変なことや嫌なこと・辛いことはできるだけ少ない(むしろ無い)ほうがよくないですか?

ても、嫌なこととかしんどいことを乗り切る方法があるなら知りたくないですか?



映画「アイネクライネナハトムジーク」のイベントで、多部未華子さんが学生に答えた不安なことや嫌なことを乗り切る方法がスゴかった!
嫌なことがあったら…『まず、考えない』
『まず、考えない』
多部未華子さんが回答した、嫌なことがあったら最初にすることがこれです(笑)
ただし、嫌なことを乗り切る考え方のベースは 皆、大変なのは同じ というもの。その上で『考えない』という対処行動をとります。
人がよくとる物事に対する対処行動の1つ逃避に当たるもので、よくやりがちですが、結局は『考えない考えない…』と考えている時点で逃避しきれていません。
考えないようにすればするほど、考えてしまうものですよね。
時間が自然に過ぎるのを待つ
考えるのを止めたあとは、ただひたすらに時間が過ぎるのを待ちます。
世界の時計の針が止まることは絶対に絶対にありません。
待つことは簡単なように見えて意外と難しいかもしれませんが、辛抱強く待つことで自然と時は流れていきます。
つらい時やしんどい時って時間が過ぎるのが遅く感じてしまいますが
時間は楽しい時やうれしい時と同じように流れています。



『始まれば終わる』と考える
始まったものには必ず終わりが来ます。
何かが終わったら、何か新しいことが始まります。
天性輪廻というと若干ニュアンスは違いますが言いたいことは同じで
この世(人の命)は始まり→終わり→始まり…の繰り返しというものです。
これは辛いことや嫌なことに限ったことではないので、心配は必要ありません。
楽しいことも嬉しいことも、必ず始まりがあれば終わりがあって、嬉しいことがずっと続くわけではなく、しんどいことが永遠に続くこともありません。
自分の心が楽になることをする
大変なことや嫌なことというのは、心が強いストレスを感じています。
一見、楽しいことや嬉しいことに見えるものの中にも、気づかないうちに何かしら苦痛と感じる瞬間が混じっていることもあります。
そこで、嫌なことがあったときはそれだけにとらわれず、他のことにも目を向けてみる。
心が苦痛を感じない、自分が楽になることをする
嫌なことから一瞬・一時だけでも自分の心を解放してあげる
そうすることによって、心の感じる苦楽のバランスがとれ、
『この辛いことが終わったら楽しいことが待ってる!』という気持ちを持つことができ
自分がこれまで逃げてきたような嫌なことにも耐えられるような精神を作っていくことにもつながります。
逃げること(考えないこと)
逃げること=考えないこと でもあるといえます。
2016年にTBSの連続ドラマで放送された「逃げるは恥だが役に立つ」
逃げることがいけないことかどうかは自分自身が決めることで、使うのは自分のものさしです。
逃げることは恥かもしれないし、恥じゃないかもしれない。
でも逃げることって悪いことではないと私は考えていて
逃げるということができずに自分の命を絶ってしまった人や他人を殺めてしまった人(極論すぎますが)
嫌なことから逃げる=考えない、もしくは別の対処行動がとれていれば人生が変わったかもしれない。
そう考えるとやはり『逃げる』ということができる人はすごい人で、それもある種 その人の強みなのかなとも感じます。
したくてもできない人が沢山いますから。
とりあえず目の前にあることを頑張る
その映画「アイネクライネナハトムジーク」人生相談イベントで
多部未華子さんが最後に話した【嫌なことを乗り切る方法】が『とりあえず目の前にあることを頑張る』
楽しいことや幸せなことは頑張らなくても、あっという間に時間は過ぎて終わりが来てしまうものです。
嫌なことや辛いことだからこそ、ひと踏ん張りして頑張る。
『いつかは終わる。始まったのであれば必ず終わりが来る』そう信じて、与えられたことをやり遂げる。
これが多部さんがイベントの中で最後に話した、嫌なことを乗り切る方法です。
「アイネクライネナハトムジーク」多部未華子に学ぶ【嫌なことを乗り切る方法】:まとめ
学生時代にも社会人時代にも、いつどこでも「嫌なこと」ってあります。
常にハッピーで楽しいばかりの人生なんてないんです。
今回の映画「アイネクライネナハトムジーク」イベントの模様をテレビで見て、私は
『多部さんと嫌なこと・大変なことに対する考え方が似ている。私のとっていた行動や考え方をする人が他にもいるんだ!』
という少し自信にもなりました。
嫌なことが目の前にやってきたら、ぜひ今回紹介した方法(考え方)で乗り切ってみてください。
あなたがつらいときに、この記事があなたのお役に立てることを願っています。
2019.9.13(改2020.7.19)