- 役所内での派遣の仕事が気になる
- 自分たちが払った税金の使われ方を知りたい
- 税金の無駄遣いを減らそうとしている役所の方々
ニートが役所の派遣社員になれた
私の契約した派遣会社は、ニートでも無職でもパートでも、誰でも派遣社員になることができます。
丸々1年間のニートなんていうブランクは採用には全く関係ありませんでした。
短期の派遣
契約したのは、短期1ヵ月ちょっとの事務作業の派遣社員でした。
『短期だから人が集まらないから』という理由で、時給は1000円と珍しく高めに設定されていました。
日々減少する仕事量
仕事が始まった当初は忙しかったのですが、日を追うごとに忙しさは減っていき
暇つぶしするのが大変なほど時間をもて余していました。
お役所ということもあり、派遣にできることは限られているので
やれる仕事を探すのも一苦労。
シュレッダーの代わりに手切り
最初は『派遣は身分が低いからシュレッダーさえも使えないんだ』と思っていましたが
今となってはシュレッダーが使えなくて良かった~!という気持ちに変わりました。
もし、シュレッダーが使えていたら私たちの(やれる)仕事はもっと減り、時間をさらに持て余していたことでしょう。
でも、手で封筒や書類を切ることが許されているので、見た感じは仕事をしている風に見えます(笑)
個人情報以外も細かく切る
さっきの手切りするものは、基本的には個人情報に関するものです。
住所や電話番号、名前などを粉々に切り刻んでしまえばOK。
ですが、私たち派遣は何もやることがないので、個人情報を細かくダラダラと切った後は
何も書かれていない、役所の住所なんて個人情報でも何でもないのに
とりあえず黒印字の箇所を、いかにも個人情報かのように切り刻んでいました(笑)
紙を切り刻むだけで時給1000円は…魅力的すぎますよね ←
ムダな私語が多い
紙を切り刻むだけでは終わりません。
私語をしていても、注意されることはほとんどありませんし
話している内容は本当に仕事とは無関係で、ド・プライベートなことばかり。
話すネタも尽きてきて、派遣期間が終わるころには次の仕事の話をしていました(笑)
『次の仕事、決まりました?』
『昨日、○○の求人出てましたよ!』
こんな話ばっかりです。
無駄話をしていても…時給は変わりません(笑)
携帯をイジる
一応こんなんでも、れっきとした仕事中です。
お給料も支払われていますし、上の人もいます。
一応上の人には見えないように隠れてイジってはいるようですが、他の人が仕事中に携帯を普通にイジっているのを見て最初は本当に驚きました。
何をチェックしているのかは分かりませんが、イジる回数はかなり多いです。
上の人も仕事中に普通にイジってるときもあるので、あまり強く派遣の私たちに注意できないのだと思います。
仕事はないのに時給が良いから働きたい
私が今現在やっている短期の派遣の仕事内容、こんな仕事しかしていないのに時給は1000円です。
首都圏じゃないのに時給が良いですし、仕事内容(量)に対する給与額が完全に見合っていません。
役所の中でこんなにも暇な時間を過ごしていていいものか…私も毎日葛藤していました。
仕事量に対して派遣社員の数が多すぎる状況でしたが、課長や主事の一存で派遣を早退させることはできません。
暇で退屈すぎて自主的に早退やお休みをする人も中にはいましたが
やることがなくても時給は良いので、一度出勤したら皆できるだけ定時まで頑張って働いていました。
派遣の給与も結局は税金
派遣会社に登録をして、お役所に派遣されたわけですが、
結局のところ私たち派遣社員の給料というのは、役所が派遣会社に委託して社員を派遣しているので
国や自治体が支払った委託料の中から私たちの給料が捻出されます。
その自治体が派遣会社に払う委託料は、私たちが国民・県民・市民などとして払った税金から支払われています。
そう、官公庁などの職員に係るすべての給与は、まぎれもなく自分たちが納めてきた税金なのです。
ニートが短期契約派遣!お役所勤務で目の当たりにした税金の無駄遣い まとめ
私が派遣された仕事は運が良いのか悪いのか、とても時間に余裕のある部署でした。
時間を持て余しすぎて
『こんなん(給与に見合わない仕事量)で給料もらっていいのか?』
『私たち派遣のもらう給料も、結局は税金でしょ?』
なんて考えたら、とても胸が苦しくなりました。
実際に役所の中で仕事をしてみたからこそ、自分の肌で感じることができた税金の無駄遣い
私たちの支払った税金が、こんな形でろくに仕事もしていない職員に給与として支払われていると思ったら
ますます税金を納めるのがバカらしいな…という気持ちになってしまいました。
ですが、こんな仕事ほかには絶対にないので、毎日きちんと仕事には行きました(笑)
何より、ニートが1年ぶりに下界に出て派遣のお仕事を全うできて
とてもとてもホッとしています。
何の仕事でも当たりはずれがあったりするものですが、暇すぎる仕事も…苦痛ですよ(笑)